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「三年三割問題」の大きな背景

ミスマッチ論のほうを重視するならば、解決策は企業からの情報提供を増やして学生により深く会社や仕事のことを知ってもらうことと、学生個人に自分自身のことを見つめさせようという両方向の動きになる。前者の代表的な例がインターンシップで、近年非常に注目されている。また後者の中心がいわゆる自己分析で、最近では大学の就職指導の主要な役割の一つが「自分自身を深く見つめて、自己の進むべき道を考える」ことに向けられていたり、巷に、自己分析本が溢れている。

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これはもちろん悪いことではないし、相応の効果も期待できる。私自身もインターンシップが日本に根付いて欲しいという思いで、自社でのインターンシップ制度の導入とともに、二〇〇〇年からインターンシップに関する調査研究プロジェクトを開始し、企業のインターンシップ導入支援をする一方で、日本型インターンシップの普及のための講演や執筆活動を実施してきた。確かにミスマッチは「三年三割問題」の大きな背景の一つに違いない。しかし一方で私は「本当にそれだけで解決されるのか?問題をそこだけに集約してしまっていいのか?」との思いをぬぐいきれない。若者の「打たれ弱さ」と「ミスマッチ」だけでこの現象を説明してしまっていいのだろうか?この問題の背後には、実はもっと深い何かが隠れているのではないか。そういう問題意識をずっと持っている。そしてそのことは最近、深い確信に変わったと言っていい。