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お金をかければかけるだけ痩せる

「Mさん、あのね、お客さんは痩せたいから来ているの!だから高いとか、安いとかは関係がないの!自分で痩せられないんだから、お金を払うのはしょうがないでしょう?いい、お金をかければかけるだけ痩せるの。そんなねえ、お客さんの懐まで心配していたら、やっていけないでしょう」―やっぱりそうだったんだ。一緒に頑張りましょうと言った天使は、本当に悪魔だった。私の額からさっと血の気が引いていった。「無理やりはよくないけど、お客さんは痩せたいと思っているんだから、うちの商品を勧めるのは当然でしょう。だっ……」そこでサイズダウンが終わった合図のタイマー音が鳴り響いた。一斉に3人が施術室に戻って来た。私はわざと眠そうな顔をして、伸びまでして見せた。いつもと変わらない笑みを浮かべたFさんが、ぶちぶちとサランラップに穴を開けて裂いていくのを下目に見ながら、私はどうしても不自然になってしまう表情を悟られないよう必死だった。―早く帰りたい。店長はまた待合室に行ったようだったから、それがせめてもの救いだった。3人揃って取り囲まれたとしたら、息ができなくなったかもしれない。「この人たちは紛れもなく、悪質なエステティックサロンのエステティシャンだ」他にお客さんがいたとしたら、私は声を上げてそう言っていたかもしれない。でもそんな勇気はなかった。だから私は「お疲れさまでした」と声をかけてくる二人に、満面の笑みを浮かべ「また次回」などと平気で言っていた。
[参考情報]
エステティックサロンPMK町田店

PMKエステティックサロン静岡店

銀座のエステサロンPMK