アーカイブ

ボディコンというファッション

八〇年代に、ボディコンというファッションが一世を風駆しかことがあった。その名の通り、からだのラインをこれでもか、と強調するスタイルで、実は女の生き方の革命的な出来事であったのだけれど、日本では、あっという間にファッションから「風俗」へと変わってしまった。つまり典型的な「モテ」服となり、どんどん汚く、洗練とは逆の方向に進化してバブルの象徴となった。そして当然のごとく、その終焉とともに姿を消した。そんなボディコン時代に登場したアライアの服は、もっとも難易度の高い「着たいけれど着られない」服、と言われていた。あまりにもシャープで、細身で、美しく、また高価でもあったからだ。当時、アーフイアを着られる、ということは裕福で洗練されていて、そしてスリムなからだを持つ女の証明だった。けれど、そんなひとはごく少数のモデルや女優だけに限られていた。ボディ口ンとはボディーコンシャス、つまり、からだを意識するスタイル、というネーミングであったにもかかわらず、日本の女性たちはまだまだ本当の意味で、からだへの意識改革ができていなかった。